大阪樟蔭女子大学 教員情報   
     


  スギモト カオル
  杉本 香   学芸学部 国際英語学科   講師
■ 標題
  授業改善と教師の成長のためのビリーフ研究―韓国中等教育における日本語教師と生徒を対象に―(博士論文)
■ 概要
  韓国の中等教育における日本語授業の改善と現場教師の成長につなげることを目的として、質問紙調査およびアクション・リサーチ(以下、AR)を通じて、中等日本語教師と学習者のビリーフについて明らかにし、研究者がどのように現場教師をサポートできるかを模索した。教師と生徒のビリーフの特徴、そこに影響を与える要因、両者の相違点を明らかにするために、韓国人教師239名、高校生335名に対する質問紙調査を行った。その結果、教師のビリーフには教育課程(ガイドライン)の影響が強く表れており、文法(特に正確さ)は重視されず、コミュニカティブな授業を志向する傾向が見られたが、意識と実際のずれが推測された。生徒はコミュニケーションよりも知識や正確さを重視する傾向にあり、教師とのずれも見られた。また、教師のビリーフと実際の授業を観察するため、3名の現職高校教師と協働ARを行った。インタビューをSCAT分析した結果、教師自身が受けたことのないスタイルの授業実践の難しさや、生徒や教授環境の要因による実践の難しさ、無意識のビリーフに気づくことの難しさなどがわかった。しかし、ARがきっかけとなり、気づきから内省が起こり、教師の成長にもつながった。そして、ARの教師研修への有効性も示唆することができた。 全160頁(稿末資料除く)
  単著   韓国 国立慶尚大学校      2014/02