大阪樟蔭女子大学 教員情報   
     


  カイドウ タカノブ
  開道 貴信   健康栄養学部 健康栄養学科   教授
■ 標題
  Anterior striatum with dysmorphic neurons associated with the epileptogenesis of focal cortical dysplasia.
■ 概要
  線条体の前方部は、尾状核頭部と側坐核により形成されるが、今回我々は、同部位周囲を切除することで発作を消失せしめた前頭葉てんかんの一症例を経験したので報告する。12歳女児。11ヶ月時、強直発作出現。10歳より発作は毎日生じるようになる。慢性頭蓋内電極を左前頭葉に留置し、左前頭葉眼窩面で発作起始を捉え、同部を含め左前頭葉切除術を施行した。病理診断は皮質異形成であった。発作は一旦おさまったが、術後2ヶ月で再発した。術後発作時SPECTで左側坐核近傍に血流上昇を認めた。術後1年5ヶ月に再手術を行い、前回切除断端から1cmほど左前頭葉を追加切除し、島前端部、尾状核頭および側坐核近傍を含む領域を切除し発作は消失した。神経脱落症状はない。線条体にdysmorphic neuronする症例が存在することは、てんかんおよび皮質異形成の発生解明の手掛かりとなりうる。担当:治療、論文の90%を担当した。
  Kaido T, Otsuki T, Kaneko Y, Takahashi A, Kakita A, Takahashi H, Saito Y, Nakagawa E, Sugai K, Sasaki M
  共著   Seizure   19,256-259頁   2010/05