大阪樟蔭女子大学 教員情報   
     


  カイドウ タカノブ
  開道 貴信   健康栄養学部 健康栄養学科   教授
■ 標題
  Surgical management of cortical dysplasia in infancy and early childhood.
■ 概要
  乳幼児期の難治性癲癇を引き起こす皮質異形成(CD)に対する手術成績について解析した。2000年12月~2011年8月に56名の連続患者(2~69ヵ月齢、平均23ヵ月齢))にCDの切除的癲癇手術を行った。患者の半数は10ヵ月齢以前に手術を受け、その多く(80%)は半球離断術と多葉離断術を含む広範囲の手術が必要であった。発作なし(ILAEクラス1)の成果が66%(クラスIaは55%)で得られた。9名で再度手術が必要となり、5名で発作なしの効果が得られた。組織学的亜型は半球巨脳症(16名)、多小脳回症(5名)、FCD I型(6名)、IIA型(19名)、IIB型(10名)であった。多小脳回症が最も術後の経過が悪かった。手術合併症は術後水頭症1名、慢性硬膜下血腫1名、頭蓋内嚢胞2名、髄膜炎1名で、死亡や重篤な疾患はなかった。以上より、乳幼児期のCDまたは難治性癲癇の患者に対する早期の外科的介入によって、死亡例や重篤な疾患例のない良好な治療成績が得られた。
担当:診療、論文の20%を担当した。

  Otsuki T, Honda R, Takahashi A, Kaido T, Kaneko Y, Nakai T, Saito Y, Itoh M, Nakagawa E, Sugai K, Sasaki M.: Surgical management of cortical dysplasia in infancy and early childhood.
  共著   Brain Dev   Sep;35(8),802-9頁   2013/09