大阪樟蔭女子大学 教員情報   
     


  サカタ ヒロユキ
  坂田 浩之   学芸学部 心理学科   准教授
■ 標題
  心理療法と医学の接点(京大心理臨床シリーズ)
■ 概要
  心理臨床学の発展期に京都大学を中心に学んだ心理臨床家を編者として,この実践学問領域を探求しつづけてきた京都大学の知の集積を,複雑多様化する現代社会を見据えつつ,世に問おうとの意図で編集された「京大心理臨床シリーズ」の第2巻であるこの書物は,精神科,内科,外科,小児科,産婦人科,老人医療,先端医学の領域での心理療法と心理臨床学に関する論文集である。 総頁342
担当部分:コラム「精神科診療所での心理療法-特にうつ病の心理療法に関して」(単著)
近年,「こころの風邪」として社会的な認知が広まり,精神科臨床で出会うことが多くなってきた「うつ」の心理療法に関して,自らの精神科診療所での心理臨床実践を踏まえて,改めて深層心理学にもとづく心理療法が持つ可能性について論じた。特に風景構成法をうつの方との心理療法において用いる際には,風景構成法が、象徴的な形での死と再生、あるいは「エゴサイド」を体験する道筋になることがありえるのではないかという風景構成法観を持って,その体験がクライエントを実際の死から遠ざけてくれるよう祈るような気持ちで導入を決断していることを論じている。

  編者:山中康裕,河合俊雄 分担執筆:山中康裕,角野善宏,齋藤眞,守屋英子,森岡正芳,坂田浩之,他28名
  共著   創元社   第2巻,64-66頁   2005/03