大阪樟蔭女子大学 教員情報   
     


  カワノ サエコ
  川野 佐江子   学芸学部 化粧ファッション学科   准教授
■ 標題
  ○消費社会の中の「男性身体」~交錯する「男らしさ」と〈マスキュリニティ〉の行方
■ 概要
  本論は現代を消費社会構造にあるもとして捉え,そこにおける「男性身体」の在り方を明らかにすることを目的としている。「男性身体」は,単なる男性の体ではなく近代以降のパラダイムにおける覇権性の象徴として捉える。本論は具体的議論のため男性服のスーツを中心に展開される。知と非―知を往復する人間の欲望は,消費社会構造にあって全てのものをシミュラークルの方向へ変容させる。「男性身体」も同様に〈マスキュリニティな身体〉さらには〈男らしい身体〉へと変容し続ける。しかし覇権性に支配されることだけは,人間の非-知への欲望とともに繰り返されているという現代の社会構造を明らかにした。
  単著   立教大学大学院文学研究科比較文明学専攻 博士学位申請論文      2010/03