大阪樟蔭女子大学 教員情報   
     


  カワノ サエコ
  川野 佐江子   学芸学部 化粧ファッション学科   准教授
■ 標題
  「男性身体」としてのプロレスラーの身体表象
■ 概要
  本論は,プロレスラーの身体を題材にして「男性身体」という概念をいかに捉えたらよいのか,という問いを検討していく研究ノートである。「男性身体」は,「近代パラダイム」あるいは「覇権的なものの可視化されたフォルム(姿)」という位置づけで捉えられる。
 まず,プロレスラーの身体がいかに「男性身体」を表象しているかについて検討する。それにはまず理性に訴求するように身体加工されていることに着目する。次にプロレスが二項対立構造や,権威的ヒエラルキーの制度の中で展開されていることを指摘する。続いて,レスラーのスペクタクル性について指摘し,「男性身体」との関係を述べる。最後にレスラーのアイデンティティに触れ,「男性身体」を超越する身体性のあり方についての可能性を検討し,仮説を立てて本論を閉じる。

  単著   大阪樟蔭女子大学研究紀要   大阪樟蔭女子大学学術研究会   第1巻,197-205頁   2011/01