大阪樟蔭女子大学 教員情報   
     


  オクダ アキラ
  奥田 亮   学芸学部 心理学科   准教授
■ 標題
  娘の失立失歩発症により混乱した心の整理のために来談した母親との面接
■ 概要
  娘が失立失歩を発症し,その治療過程におけるさまざまな経緯から心理的なショックを受けたクライアントの心の整理を行った面接過程についての事例検討論文である。当初は混乱した状態であったクライアントが,次第に落ち着きを取り戻す中で母子関係・夫婦関係を振り返るようになり,特に家族各々の根底にある「一人感」が表明される。しかし最終的に面接は,娘の身体的回復に沿うという方向性で中断的終結を迎えた。その要因として,治療者が逆転移的な感情の中で家族やクライアント自身,治療関係に内在する問題点を見失ってしまったことが考察された。
  単著   臨床心理事例研究-京都大学教育学部心理教育相談室紀要-   京都大学教育学部心理教育相談室   (26号),59-67頁   2000/03