大阪樟蔭女子大学 教員情報   
     


  オクダ アキラ
  奥田 亮   学芸学部 心理学科   准教授
■ 標題
  心理検査の施行経験による施行態度や解釈の変化と検査者の個人差について
■ 概要
  本研究では,心理検査の初心者が投映法施行経験を積むことによって検査の施行態度や解釈等がどのように変化するかについて,探索的に調べることを目的とした。3名の検査者が週1回のバウムテスト施行経験を7週間にわたり重ねていくプロセスを分析した結果,施行2~3回目で緊張は落ち着くが解釈や検査への不全感が生じること,3~5回目頃に検査施行(導入や手続き)と解釈が定型化されはじめ,やがて5~7回目から徐々にPDI時や解釈の中でイメージを大事に扱うようになること,が示唆された。しかし,検査施行のあり方は経験による変化よりも,当初からの検査者間の個人差のほうが顕著であり,いわば検査者のタイプとも言えるその個別性と定型化の特徴は検査導入段階にまで及んでいた。そしてそれは検査者によって必ずしも意識されていなかった。よってこれらの点について今後データ数や期間・回数を増やしてさらに検討する必要があると考察された。
  単著   大阪樟蔭女子大学大学院人間科学研究科臨床心理学専攻・附属カウンセリングセンター研究紀要   大阪樟蔭女子大学大学院人間科学研究科臨床心理学専攻・附属カウンセリングセンター   (5)   2011/03