大阪樟蔭女子大学 教員情報   
     


  オクダ アキラ
  奥田 亮   学芸学部 心理学科   准教授
■ 標題
  大学における全学科学生を対象とした帰属感高揚プログラムの開発
―2013~2015年度プログラムの比較と「教員の対談」の分析―
■ 概要
  筆者らはこれまで,大学における全学科学生を対象とした帰属感高揚プログラムを開発してきた。本研究では,それまでのVTRを改善し,かつ受講生の所属する学科教員が登壇した2014年度以降のプログラムの方が,2013年度のプログラムに比べてより効果的であるかを再検証し,さらにその効果について「教員の対談」に注目して分析し検討することを目的とした。質問紙調査の結果,2014年度以降のプログラムの方が効果的であり,特に教員の対談について効果が高まっていることが示された。さらに教員の対談の狙いを語りの内容から分析したところ,①フランクに自身の学生時代を示すことで,受講生の教員に対する親近感を高める,②自身の体験を踏まえて,大学・学科に関して語りかけ,受講生の大学生活の内省と帰属意識を促す,③個としての成長の取り組みを示し,呼びかけることで,成長の場として今の大学生活への自己関与意識を高め,帰属感につなげる,といった内容に分類でき,受講者にとって親近性の高い教員がそれらの狙いに沿って語ることで,プログラムの効果が高まることが示唆された。
  奥田 亮・川上正浩・坂田浩之・佐久田祐子・川野佐江子・川端康之
  共著   大阪樟蔭女子大学研究紀要   大阪樟蔭女子大学学術研究会   6,3-12頁   2016/01