大阪樟蔭女子大学 教員情報   
     


  オクダ アキラ
  奥田 亮   学芸学部 心理学科   准教授
■ 標題
  言語連想検査の刺激語の検討 ―刺激語の品詞・情動刺激性と反応時間を手がかりに―
■ 概要
  本研究では,言語連想検査の刺激語と反応時間(RT)との関連性を分析した奥田(2007)の研究をもとに, 刺激語の品詞と情動刺激性を考慮して80語からなる2つの新たな刺激語リストを作成した。そしてそれを用いて言語連想検査を学部実習で実施し,収集された114名のデータを分析した。その結果,先行研究同様に刺激語が具体名詞だとRTは短く,抽象名詞や情動刺激語だと長くなることが示された。刺激語が形容詞の場合,情動刺激性を含むか否かによってRTが著しく変わることも明らかになった。また,特に対人関係上で生じる否定的感情や評価・行為に関する単語,negativeな状態を示す単語,恋愛関連の単語が刺激語の場合に,RTの遅れが生じやすいことが示唆された。最後に,学部の実習で言語連想検査を行う際には,四分位偏差がある程度高い値を示すような情動刺激性を含んだ刺激語等を用いることで,言語連想検査の背景理論であるコンプレックス理論の学びつながるのではないかと考察された。
  単著   大阪樟蔭女子大学大学院人間科学研究科臨床心理学専攻・附属カウンセリングセンター研究紀要   大阪樟蔭女子大学大学院人間科学研究科臨床心理学専攻附属カウンセリングセンター   (10),39-50頁   2016/03