大阪樟蔭女子大学 教員情報   
     


  サンドウ キンヤ
  山東 勤弥   健康栄養学部 健康栄養学科   教授
■ 標題
  生体内金属元素
■ 概要
  ヒトの身体を作っている元素は29種類に及ぶ。そのうち微量に含まれている元素の大部分は金属元素である。これらの元素は体内でさまざまな機能を発揮している。近年これら元素の過不足摂取が種々の疾患,病的状態と関係のあることが明らかにされつつある。本書では生体内金属元素の栄養学と臨床医学との接点における問題点を取り上げ,またトピックも加えて今後に寄与することを目的にまとめたものである。 全228頁
担当部分:第9章 微量元素と静脈栄養(共著)
概要:近年の静脈栄養法(Total par- enteral nutrition:TPN)および経腸栄養法の進歩により,種々の病態の治療成績は飛躍的に向上し,これらのみで長期生存する患者も増加してきた。しかしこれらの栄養療法の対象となる疾患では,治療前すでに微量元素の摂取量の低下,吸収障害に加え,腸瘻,下痢などによる消化液中への喪失をきたしていることが多く,微量元素の欠乏準備状態にあると考える。さらに純粋に精製された成分からなるこれら栄養療法を持続し,この間微量元素の適切な補給がなされなければ,通常の経口摂取下では起こりえないとされている種々の微量元素の欠乏症が容易に出現することになる。また測定機器,分析法の開発・進歩も目覚ましく,従来測定困難であった元素もより正確,簡便に測定することも可能となり,最近微量元素の栄養学的重要性が注目されようになった。現在,栄養管理上,欠乏症の出現や投与の必要性がいわれている元素としては,亜鉛,銅,鉄,マンガン,ヨウ素,セレン,クロム,モリブデンなどがあげられる。これらの元素を中心にTPN施行時の欠乏症および暫定必要量について述べた。
担当部分:指導下に全体のまとめたので,全体の90%以上は担当した。

  編集:糸川嘉則,五島孜郎
監修:日本栄養・食糧学会
分担執筆:糸川嘉則,木村美恵子,鈴木和春,橋詰直孝,吉野芳夫,和田 攻,上原万理子,安本教傳,岡田 正,山東勤弥,他3名
分担執筆:山東勤弥,岡田 正

  共著   光生館,東京   149-176頁   1994/06