大阪樟蔭女子大学 教員情報   
     


  サンドウ キンヤ
  山東 勤弥   健康栄養学部 健康栄養学科   教授
■ 標題
  Dual energy X-ray absorptiometry (DEXA)の原理と実際
■ 概要
  一般に放射線は空気中から生体試料内を通過する時に指数関数的に減衰する。二重エネルギーX線吸収測定法(Dual energy X-ray absorptionmetry:DEXA) は,生体試料に2つのエネルギーのX線を照射して,この時の減衰率から骨塩量と軟部組織を定量的に解析する。線源として安定したX線発生装置を用いているので,測定精度も向上し,測定時間も短く,被爆量も少ない。分析結果の正確度も高い。しかし,問題点として,2−コンパートメント(骨と軟部組織)の算出のみが可能で,骨,軟部組織の脂肪組織,軟部組織の除脂肪量の3−コンパートメントの算出は不可能で,全身の約3分の1の「骨と重なる」部分の評価に脂肪分布に対する「推定」が必要となること,除脂肪組織の水分含有量を一定の73%としている点,そして各会社の機種間で測定結果に違いがあることなどが挙げられる。DEXA法は,軟部組織の脂肪成分と除脂肪成分に対しては必ずしも"gold standard"とはなりえないが,そのような限界を認識して使用すれば,有用な測定結果を提供してくれる。
  単著   医学のあゆみ(9月第5土曜特集)21世紀を迎えた臨床栄養 ■最近の栄養評価   198巻,986-990頁   2001/09