大阪樟蔭女子大学 教員情報   
     


  キムラ マサヒロ
  木村 雅浩   健康栄養学部 健康栄養学科   教授
■ 標題
  Increased serum concentration of eosinophil-derived neurotoxin in patients with graves' disease.
(バセドウ病患者血清におけるeosinophil-derived neurotoxin(EDN)濃度の上昇)
■ 概要
  Eosinophil-derived neurotoxin(EDN)はTh-2細胞優勢な状態によっておこるアレルギー性疾患において、好酸球が刺激、活性化され、分泌される。バセドウ病は花粉症の悪化に伴って発症することが知られている。このことから、Th-2細胞優勢な状態になることによってバセドウ病が発症することが示唆される。そこで本研究では、自己免疫性甲状腺疾患であるバセドウ病、橋本病、および、健常者血清中のEDN濃度を測定することで、バセドウ病発症におけるTh-2細胞の免疫反応の影響との関連性を検討した。健常人と橋本病患者には有意な差は認められなかったが、バセドウ病患者血清中のEDN濃度は健常人に比べて有意に上昇しており、また、TSH受容体抗体価とも有意な正の相関が認められた。以上の結果からバセドウ病発症にアレルギー疾患、Th-2細胞の免疫反応が密接に関係していると考えた。
担当部分:共同研究につき,本人担当部分抽出不可能

  分担執筆:日高 洋,木村雅浩,泉 由紀子,高野 徹,巽 圭太,網野信行
  共著   Thyroid   第13巻(2号),129-132頁   2003/02