大阪樟蔭女子大学 教員情報   
     


  キムラ マサヒロ
  木村 雅浩   健康栄養学部 健康栄養学科   教授
■ 標題
  Detection of autoantibodies against the pituitary-specific proteins in patients with lymphocytic hypophysitis.
(リンパ球性下垂体患者血清中の下垂体特異的タンパクに対する自己抗体の検出)
■ 概要
  リンパ球性下垂体炎患者には下垂体に対する自己抗体が出現することが数多く報告されている。しかしながら、下垂体ホルモン以外の下垂体特異的タンパク質に対する自己抗体が出現するのかどうかについての報告はない。そこで我々は、リンパ球性下垂体炎の発症機序とその診断のために3種類の下垂体特異的なタンパク質に対する自己抗体が存在するかについて検討した。この3種類のタンパク質は、成長ホルモンおよび、我々が新しく発見した下垂体特異的タンパク質であるPGSF1a、PGSF2である。これら3種類たんぱく質に対する自己抗体をラジオリガントアッセイで検出した所、下垂体腺腫の患者ではいずれも陰性であったが、下垂体肥大をともなったリンパ球性下垂体炎の18%、下垂体肥大のない下垂体機能低下症の36%に3種類の自己抗体のうち、1つ以上に陽性を示した。このことから、これら3種類のたんぱく質に対する自己抗体はリンパ球性下垂体炎の診断に有用であるのではないかと考えた。
担当部分:共同研究につき,本人担当部分抽出不可能

  分担執筆:田中 進,巽 圭太,木村雅浩,高野 徹,村上 宜男,高尾 俊弘,橋本 浩三, 加藤 譲,網野信行
  共著   European Journal of Endocrinology   第147巻(6号),767-775頁   2002/12