大阪樟蔭女子大学 教員情報   
     


  イジリ ヨシノブ
  井尻 吉信   健康栄養学部 健康栄養学科   准教授
■ 標題
  “食べる順番療法”を取り入れた継続的な個別栄養食事指導の効果
■ 概要
  【方法】M医院(大阪府、阪南市)に通院している2型糖尿病患者のうち、研究の趣旨に同意が得られた患者を無作為に2群に分け、『食事調査結果に対するコメント返却のみ実施した群(以下、対照群)』、『食事調査結果に対するコメント返却と3ヶ月に1度の個別栄養食事指導を実施した群(以下、介入群)』と設定した。研究期間は12ヶ月間とし、各種の身体計測、糖尿病関連の指標、血流依存性血管拡張反応(FMD)ならびに簡易型自記式食事歴法質問票(BDHQ)を用いた食事調査を行った。
【結果】管理栄養士による”食べる順番療法”を取り入れた継続的な個別栄養食事指導は、体重変化率ならびにHbA1c変化率を有意に低下させた。また、FMD値は各群において有意に増加(血管内皮機能が改善)したが、両群間の比較では有意差は認められなかった。一方、BDHQから得られた栄養素摂取量には差は認められなかった。
【結論】本法は、無床診療所に通院している2型糖尿病患者の治療効果向上に有益である可能性が示唆された。

  井尻吉信、西條千知、浅井かおり、石田 萌、奥西美鶴、加藤由紀奈、齋藤愛優美、坂井幸香、松本実夏、宮本佳名恵
  共著   大阪樟蔭女子大学研究紀要   大阪樟蔭女子大学   8(1),209-219頁   2018/01