大阪樟蔭女子大学 教員情報   
     


  カワカミ マサヒロ
  川上 正浩   学芸学部 心理学科   教授
■ 標題
  漢字二字熟語 415語の発音容易性データベース
■ 概要
  本研究では単語の音韻的複雑性の一つである発音容易性が,漢字二字熟語を対象として調査,報告された。
 415語の漢字二字熟語が選定され,4つのサブグループに分割された。各サブグループの項目を1通りのランダムな順番に配列し,4つの刺激リストを作成した。さらに,リスト内の並び順を逆転させた4つの刺激リストを作成した。これら8つの刺激リストを131名の大学生を対象に呈示し,各漢字二字熟語に対する主観的な発音容易性評定を求めた。これらはTable 2に示されている。分析の結果,発音容易性と天野・近藤(2000)による出現頻度との間には相関関係が認められなかったが,川上(1999)による主観的出現頻度とは有意な相関が認められた。本調査の結果は,漢字二字熟語を対象とした心理学的実験を行う際の発音容易性を提供する基準となる。

  単著   大阪樟蔭女子大学研究紀要   8,29-38頁   2018/01