大阪樟蔭女子大学 教員情報   
     


  カワカミ マサヒロ
  川上 正浩   学芸学部 心理学科   教授
■ 標題
  カタカナ3文字表記語の語彙判断課題における位置毎の類似語数の効果
■ 概要
  当該単語と1文字のみ異なる単語(類似語)の存在が単語認知過程に及ぼす影響を検討するため,本研究では類似語数そのものを統制し,類似語を生み出す文字位置の効果を吟味した。実験の結果,最初の文字が異なる類似語は,語彙判断に要する反応時間に影響を及ぼさないことが示された。刺激を通常見慣れないひらがな表記で表記した実験2では,実験1で認められた条件間の反応時間の差異は認められなかった。以上の結果から,カタカナ語において,正書法的なレベルで左から右への系列的な処理がなされる一方,単語の輪郭が意味を持つような一括処理もなされ散る可能性が示唆された。
  単著   大阪樟蔭女子大学人間科学研究紀要   2,49-57頁   2003/01