大阪樟蔭女子大学 教員情報   
     


  カワカミ マサヒロ
  川上 正浩   学芸学部 心理学科   教授
■ 標題
  高機能広汎性発達障害の意味的ネットワーク構造に関する検討:過活性抑制の枠組みから
■ 概要
  自由連想を用い,PDD 児の意味ネットワークの構造および活性化と過活性化の抑制について検討した。その結果から,呈示された刺激語からの自由連想を行う際に,確かに意味ネットワークに沿った言語表象に活性化の伝播が生じるが,感情を伴う刺激語や抽象度の高い刺激語をもとに,意味ネットワークを活性化させることの苦手さや思い浮かんだ不適切な情報を抑制することの困難さが示唆された。また個人的なエピソードや限定された・詳細すぎる反応が多く見られたことから,個々のエピソードが意味記憶に汎化されにくい可能性,意味ネットワークの体制化が難しい可能性を想定して今後の研究を重ねることが重要であると考えられた。
担当部分:共同研究につき,本人担当部分抽出不可能。

  分担執筆:吉橋由香,藤田知加子,川上正浩,辻井正次
  共著   中京大学社会学部紀要   20(1・2),19-31頁   2006/03