大阪樟蔭女子大学 教員情報   
     


  フジサワ ヨシユキ
  藤澤 良行   学芸学部 国際英語学科   教授
■ 標題
  クエンティンの分裂-『響きと怒り』の第2の章について-
■ 概要
  ウィリアム・フォークナーの『響きと怒り』の第2の章に関する考察。この章の語り手クエンティンは前章ベンジーの語りで明らかになったコンプソン家の状況を別角度から語っており,妹キャディーとの近親相姦幻想を中心に自ら精神分裂へ陥り,投身自殺をするが,彼の置かれている現実と旧家の長男としての責任の重さに挿まれたために,彼の分裂した意識がその語りそのものに反映されて錯綜した時間空間を作り出している。
  単著   大阪医科大学紀要『人文研究』   (第18号),20-40頁   1987/03