大阪樟蔭女子大学 教員情報   
     


  フジサワ ヨシユキ
  藤澤 良行   学芸学部 国際英語学科   教授
■ 標題
  A Rose for Emily' 試論- 語りの構造と語り手について-
■ 概要
  フォークナーの短篇「エミリーへの薔薇」に関して,その語り手が取る戦略とその効果について論究したもの。この一人称複数の町の人々からの語りの視点を持つこの物語は,語りの構造としては円環構造をとり,一人の老女エミリーの生涯をエピソードとエピソードをつなぐ形で書かれていて,その空白部分は読者が埋めることを想定されている。恋人のミイラ化した死体の発見へと至る結末を読者の参加を呼び込むことで必然と感じさせる語りがここにはある。
  単著   大阪医科大学紀要『人文研究』   (第20号),33-62頁   1989/03