大阪樟蔭女子大学 教員情報   
     


  ハシモト ヒデミ
  橋本 秀美   学芸学部 心理学科   教授
■ 標題
  二次障害としての問題行動を繰り返すADHD中学男子への心理教育的支援-特別支援教育専門家チームとSCとしての実践事例を通して-
■ 概要
  SCである筆者が専門家チームのメンバーでもあり、またSCのSVでもあることから,本ケースに特例的なかたちでかかわることになった1年半にわたる支援事例である。学校長や学年主任とSCとのメールのやりとりは膨大なものともなった。発達障害の子どもへの、早期介入、早期対応による2次的・3次的問題を防いでいくことの重要性は、これまで指摘されているが、小学生の頃の対応がうまくいかず、中学ではすでに2次的な問題も生じている段階からの介入となり、決して早期介入とはいえないが、学校とSC,関連他機関、そして親の連携により、親が発達障害のA男を一貫した愛情を与え続けることができるようになったこと、学校や周囲の連携や協同により、個別支援員なども活用したSSTの活用や、一貫した温かい視線(肯定的な注目)を与え続けることにより、これまでの動き出した情動に対するブレーキ機能の弱さを持っていてもうまくやっていける適応のスキルを身につけていくことになった。そして、両親が全身全霊でA男を受け止め愛情を注いでいくことにつながったことも重要であった。
A4判、掲載頁:pp.43-51.(9頁)

  単著   研究成果報告書   追手門学院大学地域支援心理研究センター      2013/03